1996年制作のアメリカ映画「101」(ワン・オー・ワン)が9月11日にテレビ大阪で放送されました。グレン・クローズ演じる悪役が廃糖蜜(モラセス、Wikipedia)の樽に落下してモラセスまみれになるシーンがあります。この映画は、以前取り上げた「102」(5月23日の記事参照)の前作にあたります。
The Free Libraryに、1996年のデイリーニューズ紙に掲載されたグレン・クローズのインタビューがアーカイブされており、それを引用しておきます(URLの文字列がイレギュラーでうまくリンクが機能しないので、URLはそのまま書いておきます→ http://www.thefreelibrary.com/UP+CLOSE+AND+PERSONAL+WITH+CRUELLA+%3A+%60101’+WAYS+TO+BE+SEASON’S+MOST…-a084033497 )。
Q: What was your worst day on the set? The day you had to fall into a vat of molasses?
A: That stunt was actually performed by a double, but the rest of the molasses sequence was me, so every shot for four or five days after that was the worst. I had to be totally slimed up, the costume weighed about 90 pounds, and my wig had to be refrigerated overnight to keep the goop in it. As soon as the shot was over I’d run to a heater and an indoor shower. That was the most uncomfortable four or five days of my career.
おおむね、「モラセスへの落下シーンはスタントがやったがそれ以外は自分が演じている、このシーンの撮影にかかった4、5日間は役者人生でもっとも気持ちわるい(uncomfortable)ものだった」というような意味合いのことが語られています。「fall into a vat of molasses」と「That stunt」が正確に一連のシーンのどの部分まで指すのか分かりませんが、映像を見る限り、顔がはっきり映っていないモラセスの樽への落下とその中でもがくところまでがスタント、這いずり出て顔が分かるところ以降が本人ではないかと思います。
女優のコメントつながりで、7月の「007 慰めの報酬」の記事にも追記しました。
(10月11日追記)
シーンを詳細にご覧になった方から、コメント欄で、樽の中でもがくシーンも本人ではないか?とのご指摘をいただきました。私は本文のように書いたものの、確定まではできませんので、ご判断はご覧の方にお任せしたいと思います。