NTV「AKBINGO!」、2013年2月27日放送

日本テレビ「AKBINGO!」2月27日放送分は、前回(2月21日の記事参照)に引き続き総集編的な内容で、「ムチャぶりドッジボール」での北原里英の人拓シーン、「タリナイ48」での篠田麻里子・大島優子の粉シーンが一部入っていました。ただし「タリナイ48」のほうは芸人の決めポーズを真似するシーンを取り上げるもので、落下シーンはありません。前回の予告で流れていた宮澤佐江のクリーム噴射のVTRはなかったようです。

また、久々に「フレーズミュージアム」コーナーがあり、佐藤すみれが青い絵の具で鼻をまたぐ大きな×印を描かれていました。(関東の方から詳しい情報をいただきました。ありがとうございました。)

KTV「どっキング48」、2013年2月26日放送

関西テレビの深夜バラエティ「どっキング48」2月26日放送分は、NMB48メンバーがテレビ業界を生き抜く3つの力「おバカ」・「テレビ運」・「忍耐力」を試す「ガチンコ対決 NMB48スペシャル」がメインの企画でした。その中の忍耐力を試す鉄棒ぶら下がり対決で、落下したメンバーへの罰ゲームとしてパイ投げがあり、小笠原茉由・加藤夕夏・門脇佳奈子・岸野里香・小谷里歩・白間美瑠、谷川愛梨・福本愛菜・矢倉楓子・藪下柊・山田菜々・山本彩・與儀ケイラ・吉田朱里・渡辺美優紀の15人が泡パイを投げられていました。

鉄棒の対決は、6人・5人・5人の3グループに分かれて予選が行われ、それぞれの予選で勝ち残った上西恵・福本愛菜・山本彩が決勝に進出、最終的に上西恵が優勝しています。パイ投げ部分については、予選各組・決勝が終わるごとに、敗退メンバーが一人一発ずつ順に手早く投げられる段取りでした。

付着は投げ方・受け方によっていろいろで、山本彩など動かずに真正面からパイを受けていたメンバーはわりと万遍なく白くなっています。一方で、パイの投げ手に威圧感のある大柄の外国人男性が起用され、メンバーの側がそういった雰囲気に気押されてか、またはこうした系統の企画にあまり慣れていないためか、パイを受けるときに顔をそむけたり背後のマットに倒れ込んだりする場面も多く見られました。予選3組目のあとのパイ投げはなぜか投げ方がかなり適当になっていて、4人とも顔の一部に着いたのみでした。

映像の面では、パイ投げのあとすぐに次の予選やコーナーに移る編集だったためパイ後の映る時間が短く、また明るさが白飛び気味で一部にディテールのわからないところもあります。ただしパイ後については、番組のエンディング部分は鉄棒対決の終了後に収録されたようで、山本彩が顔にクリームをつけたまま全然おとさずに映っていました。

パイは、生クリームではなく泡パイと思われます。盛った状態のパイに輪っかができているところ(画像005)や、比重の軽い泡パイ特有の庇(ひさし)状になる付き方(画像025)、アップになった場面の質感(051)からの推測ですが、違っていたらすみません。パイ投げのたびに「※食用ではありません」とのテロップが出ていましたが、他の番組では生クリームのパイを使用していてもそうしたテロップが出ている場合があります。そのため、その点だけでは必ずしもパイの種類を確定できませんが、今回の場合は、上記のいくつかの点から実際に食用ではないと思われます。


続きを読む

NTV「AKBINGO!」、2013年2月20日放送

日本テレビ「AKBINGO!」2月20日放送分は、AKB48のこれまでのシングルとともに番組の名場面を振り返るという総集編的な内容で、過去の粉やパイシーン、メイクなどの映像も含まれていました。

確認できた範囲では、番組初期の小嶋陽菜・板野友美の粉、2010年の「松井珠理奈炎の十番勝負」から高橋みなみ・板野友美・大島優子のパイ、2010~2011年頃の「ムチャぶりドッジボール」の「恥ずかしメイク」傑作選として仁藤萌乃・松井玲奈・渡辺麻友・板野友美・小嶋陽菜・高橋みなみ・北原里英・大島優子・島崎遥香などの面白メイクが紹介されていたようです。また、名前の字幕は出ていませんでしたが2009年頃の企画「ジョシジョーシキ7」の篠田麻里子のパイ投げも映っていました。

こうした総集編から、現在の有名メンバーも2010年頃まではまだ番組への出演頻度が高く、パイ・粉系をやっていたことが再確認できますが、最近の「AKBINGO!」は若手メンバー中心の構成になり、一時期に比べるとパイ・粉系の企画は減っているようです。ただ、今回の総集編では「恥ずかしメイク」が番組名物という扱いになっていたり、「松井珠理奈炎の十番勝負」のVTRの最後は「無クリーム記録は継続中」という字幕・ナレーションで締めくくられているなど、パイ・粉・メイク系の映像を積極的にVTRに含めるような構成になっていたことからすると、今後もそうした企画の登場に期待できるかもしれません。

別記事でも書きますが、予告によると次回も総集編のつづきをするそうで、予告映像に宮澤佐江のクリーム噴射のシーンが映っていました。(関東の方からたいへん詳しい情報をいただきました。ありがとうございました。)

IMAGICA BS「グレートレース」、2013年1月31日放送

1965年公開のアメリカ映画「グレートレース」(原題:The Great Race)が、IMAGICA BS(イマジカBS)で1月31日に放送されました。この映画はスラップスティックコメディで、ストーリーの終盤にケーキ工房で主要キャスト全員が巻き込まれる大規模なパイ投げ合戦があります。

パイ投げへと至る流れも含め、映画全体のあらすじはWikipediaに詳しく掲載されていますので、そちらをご参照ください。

パイ合戦はケーキ工房という設定のかなり広い室内で繰り広げられ、白いクリームだけでなく、赤・黄色・水色・紫などカラフルなパイが飛び交います。ヒロインで勝ち気な新聞記者という役どころのナタリー・ウッドも参加し、顔も含め全身にパイを浴びています。

このナタリー・ウッドの映るところを確認していくと、顔の真ん中にあたるようなクリーンヒットはそれほど多くはありませんが、パイ合戦のオチに相当するようなシーンでは顔全体を覆う形でパイをぶつけられ、分厚くクリームが付いています。この最後のシーンは、パイ合戦の中でトニー・カーティス演じる主人公だけが無傷のままパイをうまく避けていたところ、飛んできたパイを顔の真正面に浴びて視界をふさがれたナタリー・ウッドが、手にパイを持ったままよろけて意図せずして主人公の顔にパイをぶつけてしまい、目を開いてそのことに驚くというものです。

パイ合戦は映像上では4分ほどですが、導入部分から上記のシーンまで細かくカット割りして撮られていて、単純に大人数が自由に投げているところをそのままカメラに収める形式ではありません。投げたパイが狙った標的をはずれて別の人物にあたる→その人物が仕返しで投げ返すと別の人物にあたってしまうという繰り返しを基本に投げ合いがどんどんエスカレートしていきます。特に主要キャストが映るところについては、誰が誰を狙ってこういうリアクションをとる、誰と誰がこの台詞を言いながら投げ合うなどが細かく決められ、映像の大半がアドリブ任せではなくシナリオに基づき撮影されたカットで構成されています。クリームの付着をあとから付け直しているところも多く、上記のパイ合戦のオチとなるシーンでも、よろめくところとぶつける直前とでナタリー・ウッドの付着が微妙に変化していて、手で付着を整えたか、または複数のテイクを編集でつなぎ合わせているように思われます。

英語版Wikipediaには当時の雑誌や関連文献をもとにこのパイ合戦についてのエピソードがいくつか掲載されていますが、それによると同シーンの収録は5日間にわたって行われ、約4000個のパイを使用し、撮影費用は当時の金額で20万ドル(当時の日本円で7200万円)、うちパイ代に1万8000ドル(同約650万円)かかったそうです。また、その日の撮影がおわるたびに出演者は写真をとられ、翌日は似たような付着の状態を再現して撮影を再開したこと、最初はパイ投げを楽しんでいた出演者もだんだん辟易していったことなども触れられています。同項目の脚注から出典となる雑誌や書籍のGoogleブックスへのリンクがあり電子化された本文の全文が読めますので、より正確な情報についてはそちらをご参照ください。

ふつうのバラエティのパイ投げとはだいぶ趣が違っていますが、撮影の規模や意図する映像を作り出すためにかけられた手間などの点で、あまり他にないタイプのシーンだと思われます。

2月4日・20日にもリピート放送があります(イマジカBSの放送スケジュール)。

続きを読む

TVQ「あるあるYYテレビ」、2013年1月15日放送

TVQ九州放送「あるあるYYテレビ」1月15日放送分にて、NMB48の門脇佳奈子と上西恵が粉の中から顔でマシュマロを探す「突撃!マシュマロ・サーチ!!」ゲームをしていました(Dailymotion)。顔全面がほぼ真っ白になっています。(コメント欄でも情報をいただきました。ありがとうございます。)