TBSチャンネル1「有吉AKB共和国 TBSチャンネルオリジナル版」#10

スカパー!TBSチャンネル1で2月3日放送の「有吉AKB共和国 TBSチャンネルオリジナル版」#10(地上波TBSでは1月28日)にて、AKB48の14期生の小嶋真子と西野未姫が薄い緑色の毒霧を浴びるシーンがありました。

今回の企画はグルメリポートに「ガチンコファイトクラブ」のパロディ要素を絡めた「ガチンコAKBクラブ」の第6弾で、プロレスラーの天龍源一郎の「天龍魂」を体得するという設定です。天龍とも縁の深いザ・グレート・カブキが経営する飲食店を訪れた14期生の2人が、カブキから現役時代の名物パフォーマンスの毒霧を実際に浴びてみるというものでした。付着については、うっすらと細かい緑色の水滴が付く感じです。

この企画VTRのプレゼン役は川栄李奈でしたが、有吉大統領から「お仕置き」の判定を受け、味とにおいが強烈なサジージュースを霧吹きで顔に吹きかけられる「毒霧サジージュース」の罰ゲームを受けていました。大きなゴーグルを着用しているため、こちらのシーンでは付着は主に口の周りになっています。

YTV「ハッピーMusic」、2013年1月24日放送

読売テレビ1月24日放送(日本テレビでは1月18日)の「ハッピーMusic」にて、バンド「黒木渚」の「あたしの心臓あげる」のミュージックビデオが一部分紹介されていました。上から赤いペンキが降ってくる中でボーカルが歌うシーンがあります。このミュージックビデオはYouTubeでプロモーションバージョンを見られます。

KTV「ピカルの定理」、2013年1月23日放送

「ピカルの定理」1月23日放送分にて、水に墨汁を入れて黒くしたプールの上に時計の針のように上下方向に1周する丸い棒を設置し、そこに番組のレギュラー陣が順々にしがみついて簡単なクイズに答えながら棒が1周するあいだ落下しないように耐え抜くという企画がありました。番組が現在の水曜22時から同20時枠へ昇格することになったのに絡めての企画で、芸能界にどれだけしがみついていたいかメンバーたちを試すという設定です。

女性陣では加賀美セイラと渡辺直美が挑戦し、二人とも墨プールに落下して全身漬かっていました。私服なのかどうかわかりませんが、加賀美セイラは青いブラウスに黒いショートパンツ、上に白のカーディガンを羽織っていました。渡辺直美は青の長袖Tシャツを着ています。西内まりやは進行役をつとめ、加賀美セイラから「まりやちゃんもやりなさいよ!」、渡辺直美から「お前もやれよ!」と言われる場面がありましたが、実際に挑戦することはありませんでした。

墨汁はおそらくだいぶ薄められていて、肌にはそれほど残らず部分的にうっすらと黒いくらいの質感です。衣装は黒く染まっています。

映画「俺にさわると危ないぜ」、1966年公開、2005年2月21日DVD発売

1966年公開の日本映画「俺にさわると危ないぜ」(Wikipedia)にあるシーンのご紹介です。検索していてたまたま情報を見つけ、内容が気になったのでDVDを購入しました。

日活制作、長谷部安春監督のアクションコメディで、原作の小説があるそうですが、かなり設定が変えられているそうです。

大まかな内容としては、海外から日本に一時帰国してきた戦場カメラマンの本堂大介(小林旭)は、機中で見初めたスチュワーデスの沢之内ヨリ子(松原智恵子)をナイトクラブでのデートに誘い出すことに成功しますが、ヨリ子は何者かにさらわれてしまいます。

実は、ヨリ子の亡父は戦時中に沖縄で陸軍参謀をつとめ、終戦時に莫大な金額に相当する金塊を持ち出しどこかに隠したらしいという過去があり、その争奪戦に暴力団・外国人グループ・ヨリ子の亡父の部下だった元軍人一味・謎の女忍者6人組ブラックタイツ団が入り乱れて参戦、ヨリ子は金塊のありかの手がかりを知っているはずだと目されて各グループから付け狙われ、そこに本堂が絡んでヨリ子を救おうとするというストーリーです。

冒頭のナンパとデートのシーン。ヒロインの松原智恵子はこの映画の公開時で21歳、Wikipediaによれば「1967年のブロマイド売り上げでは、吉永小百合、藤純子 (現・富司純子)、和泉雅子、酒井和歌子、内藤洋子などを抑えて、女優部門のトップになっている。都会派の可憐な清純派スターとして絶大な人気を誇り、全盛期の日活を代表する女優の一人だった」(引用)とのことで、人気女優だったようです。




本堂の敵対者のうちブラックタイツ団だけは金塊を追い求める動機が他の欲得尽くの集団とはやや違っていて(そのことは終盤に明かされます)、また駆け引きや状況の成り行きから本堂の味方になって行動する場面もあり、単純な敵役ではない役どころになっています。オープニングのあやしげなダンスシーンより。

詳しいストーリーを知りたい場合はgoo映画紹介をご覧いただくか(リンク先の「『俺にさわると危ないぜ』あらすじ全文」のところをクリックすると、ネタバレありであらすじが読めます)、映画タイトルで検索してみてください。

とにかく最初から最後までツッコミどころが満載で、わかりやすい娯楽作品になっています。Messyな要素が終盤に出てくるシーンの一つの肝になっており、その点でやや珍しいかもしれません。Messyとは直接には関係ないところも混じっていますが、以下、気になったシーンをご紹介してみます。記事が折りたたまれている場合は下のリンクをクリックすると全文が表示されます。

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映画「夢二」、1991年制作、2001年9月21日DVD発売

1991年制作の日本映画「夢二」(Wikipedia)にあるシーンのご紹介です。8月9日の記事で書いた「ワイルド・アニマル」とは異なり比較的有名なシーンで、今さらに思われる方もおられるかもしれません。いずれBSやスカパー!で放送があったときに取り上げようと思っていましたが、なかなか放送がないようなので、記事にしてみます。

この映画は独特の作風で有名な鈴木清順の監督作品で、明治~昭和初期に活躍した画家竹久夢二(Wikipedia)と女性たちとの関わりを幻想的に描いています。

作中、夢二のもとへモデルとして使ってほしいという女性「お葉」(広田玲央名、現・広田レオナ)がやって来ます。このお葉は、当時「責め絵」・「縛り絵」(今で言うSMの絵)で有名だった伊藤晴雨(Wikipedia)のモデルをそれまで数年間やっていたのですが、そのために夢二からは自分色に染めるのが難しいという理由で断られてしまいます。

この流れの中で幻想的なシーンが挿入されます。お葉は、田舎の農婦風の女性たちによって足を大根とともに荒々しく洗われ、大きな液状の糠漬け樽の中に茄子や大根とともに全身を漬けこまれます。仰向けの状態で、滑車付きのシーソーのような装置に固定されているらしく、顔が糠味噌に沈んでは浮上し、そのたびに柄杓の水をかけられ、また沈むという繰り返しが何度か映ります。その間、女たちは不気味な仕事唄を歌い、天井からは人形が見下ろしています。途中、明らかに別撮りな糠味噌の付き方をしたお葉が台詞を発するところがインサートされ、「次は先生の番よ。いじめてやろ」とつぶやきます。

この場面は、お葉に染みついた伊藤晴雨の責め絵のイメージや、あるいはそれを別のものへと染め直す過程を描いているのかもしれませんが、この映画ではこういった幻想的な映像が見る人に丸投げされているらしく、どう解釈するのが正しいのかは分かりません。

また、素材として実際に糠味噌を使っているのかどうかは不明です(当時の映画雑誌や劇場パンフレットを見れば何か情報が書いてあるかもしれません)。映像では、沈んで顔が出てくる瞬間は完全に肌が覆われていますが、すぐに水をかけられるため、コーティングされた状態が映るのは一瞬です。

この映画作品自体がわりと有名なので、在庫があるレンタル店も多いと思います。気になる方は本編のほうをご覧ください。私もまだこの前後しか確認していないため、いずれ時間のあるときに全編も見たいと思います。

記事タイトルのDVD発売日は、Amazonに記載されている情報に拠りました。

(11月23日追記)
ご覧の方からメールでいただいた情報です。90年代に放送されていた「CLUB紳助」というトーク番組(Wikipedia)に広田玲央名が出演した際、この場面についてのエピソードを語っており、それによると糠味噌は本物だそうです。また、スタッフをいじめていたので糠味噌のシーンで長く漬けられるという復讐をされたとか、鼻の奥まで糠味噌が入り1カ月以上においが抜けなかったなどの話もあったとのことでした。(情報ありがとうございました。)