サイトをご覧の方から「ワイルド・アニマル」という映画に登場人物の白塗りがあるとの情報をいただき、少し検索してみたところ興味を持てそうだったので、DVD(発売・販売元ハピネット、カタログ番号80DRJ-20397)を中古で入手してみました。(情報ありがとうございました!)
この「ワイルド・アニマル」は1997年制作の韓国映画(IMDb)で、ストーリーはフランスのパリを舞台に進みます。あらすじについてはDVDのパッケージ裏の説明を引用しておきます。
他人の絵を盗んで売ることで食いつなぐ落ちぶれた画家チョンヘは、
ある日、フランス外人部隊に入隊する夢を抱いて
密入国した北朝鮮脱走兵のホンサンと出会う。
やがてチョンヘとホンサンは地元のマフィアの下で働き始め、
マフィア同士の裏切りの中、組織の手によって
手錠をかけられたまま海に投げ込まれてしまうのだが…。
実際に全編を見てみると、ジャンルとしては裏社会もの・友情ものといった感じで、主役二人の人物設定から連想されるような政治色はほとんどなく、韓国色もあまり感じません。かなり大雑把に言えば、異郷の地で表社会からドロップアウトしてしまった人々の人間模様が描かれていて、見る人の多くにとっては、おそらくパリという舞台設定のほうが印象に残るのではないかと思います。
主要な登場人物の一人として、ハンガリーからの不法入国者コリーヌがいます。全身を白塗りして彫像になる大道芸で小銭を稼ぎつつ、暴力をふるう愛人に頼ってなんとか生活しています。このコリーヌとチョンヘが惹かれあい後戻りできない関係になっていく過程がサブストーリーの一つになっていて、またそこでは白塗り姿が副次的な1シーンにとどまらない物語の構成要素になっています。その点が少し珍しいように思われましたので、コリーヌの白塗りが出てくる部分を簡単にご紹介したいと思います。
映画全体のストーリーについては、ネット検索で出てくるいろいろなレビューなどをご参照ください。この映画のメインストーリーはチョンヘとホンサンの関係ですが、ここではほとんど触れていません。そのため、映画全体の印象を再構成できているわけではない点はご了承ください。
以下、キャプション付きで書いてみます。(記事が折りたたまれている場合は、この下のリンクから記事の全文を表示できます。)
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