ABC「ロンドンハーツ 3時間SP」、2020年10月8日放送

ABCテレビ10月8日放送「ロンドンハーツ 3時間SP」にて女性タレントが体力や運動神経を競い合う恒例企画「女性芸能人スポーツテスト2020」があり、新競技として行われた「ギリギリ・チキンレース」で泥落ちがありました。

助走をつけてトロッコ台に乗り込み、コースの先にある黒い泥のプールに落下したら失格、落下せずにいちばんぎりぎりのところでストップできた参加者が勝利という競技です。

結果、鷲見玲奈(元テレビ東京アナウンサー)・朝日奈央・熊田曜子・あんり(ぼる塾)・鈴木奈々の5人が泥プールに落下しました(名前は落下順)。なお、他に、ゆきぽよ・青山めぐ・KAREN・稲村亜美・みちょぱ・ゆん・西村歩乃果・福田麻貴(3時のヒロイン)・藤田ニコルが参加しています(名前は順位順)。

特に鷲見玲奈・熊田曜子・あんり・鈴木奈々は上半身から突っ込むように飛び込み、頭頂部や耳まで泥にまみれて顔が真っ黒になっていました。こうした企画としては、泥後も比較的長く映っていたほうではないかと思います。

落下の際の姿勢を見ていると、朝日奈央はトロッコ台のやや先頭寄りに座り、落下直前に咄嗟に台の前方に足を伸ばして、足から着泥しています。先頭寄りに座って足の自由がきく場合には、意識して膝を台に残そうとしない限りは、おそらくこういった落ち方になる可能性が高そうです。一方、鷲見玲奈は台のいちばん手前側に座り、つま先は台の後方からはみ出しています。そのため落下の際に足を出すことができず、意図せずして上半身から落ちるような姿勢になったのではないかと思います。企画の趣旨から泥落ちの可能性も覚悟していたとは思いますが、仮に泥落ちするとしてもここまでの状態になるとは想定していなかったのではないかと推測します。

結果的には、泥落ちしたのは、最初の鷲見玲奈以外はいずれも過去にバラエティでこうした経験があるタレントや女性芸人でした。また、落ちなかったメンバーで好成績と言える距離まで滑走したのは、誰も泥落ちしない前に滑走したゆきぽよのみで、あとは明らかに勢い不足のあまり見せ場のない距離でした。

以下は上記の結果を踏まえての憶測になりますが、最初の鷲見玲奈の泥落ちが派手でかなりインパクトのある見栄えになったため、そのことにより、あとの参加者が少し怖じ気づいて無意識的に滑走の勢いが削がれたか、あるいは少々の落ち方では却って落ち損になると考えたか、何らかの影響があったかもしれません。いろいろと見どころの多いシーンだと思います。