1969年公開の日本映画「残酷異常虐待物語 元禄女系図」の単体DVDが2017年10月4日に発売されました(Amazon)。
加虐嗜好を持つ殿様(小池朝雄)の勘気に触れた愛妾お紺(賀川雪絵)が、他の腰元たちからよってたかって裸にされ金粉を塗られるシーンがあります。全身塗られたあとは鏡の部屋に入れられ、お紺は復讐を胸に秘めつつ許しを請います。
金粉姿の女性が出てくる映画は多々ありますが、この映画では塗られる過程も演出の一部になっています。
2017年11月にはスカパー!の東映チャンネルでも放送され、それを記念して番宣番組「ピンスポ!」で賀川ゆき絵(映画当時は賀川雪絵)のインタビューがありました。
金粉シーンの撮影は全部で数時間かかったそうですが、途中で落とすわけにはいかないので、呼吸困難にならないようスタッフが胸の一部を落としてくれた、というようなエピソードを話していました。(なお、繰り返しになりますが、実際には人間は皮膚呼吸をしていないので、金粉などを全身に隈無く塗っても呼吸困難になることはありません。)
撮影後、風呂場で金粉を落としたら浴槽が金粉だらけになり、まだ他の人が入るのに、とメイクのおばさんにものすごく怒られたそうです。
なお、スカパー!プレミアムサービスの東映チャンネルではハイビジョンでの放送ですが、DVDと比較する限り、おそらくSDからのアップコンバートではないかと思います。DVDよりはっきり高精細とは見受けられませんでした(ギャラリー末尾参照)。