ワンセグ全録機を試してみる

1週間ほど前に、地上波ワンセグを6chまで常時同時録画できるチューナーレコーダー(ARecX6)がオンラインショップで格安販売されているというニュースを見かけ(PC Watch)、このたび導入してみました。(この記事を書いている3月15日22時過ぎ現在、Just MyShopでは「売切間近」との表記で、まだ在庫があるようです。)

HDDはユーザーが別途用意するタイプの機材で、ワンセグ6chを、500GBで1か月分、1TBで2か月分ほど全録できるそうです。ワンセグは解像度320×180・フレームレート15fps・ビットレート128kbpsと非常に容量が小さいため、フルセグ(通常の地デジ)に比べて少ないHDD容量でもより長期間全録することができます。

今回はとりあえず手元に余っていた500GBのHDDを外付けケースに入れてチューナーに接続し、使用開始しました。録画対象チャンネルは、NHK総合・MBS・ABC・カンテレ・読売テレビ・サンテレビを指定しています(民放は順にTBS・テレ朝・フジ・日テレ系列、サンテレビは兵庫県の独立局)。

2014年12月から使用しているフルセグの全録機ではテレビ大阪とEテレも含めていますが(2015年1月1日の記事)、今回はそれらの代わりにサンテレビを含めました。フルセグ全録機で遡れるのは11~12日程度ですが、このワンセグ全録機では1か月程度遡れそうです。

LANに繋いで同じネットワークのパソコンのブラウザからすべての設定や操作を行う設計になっていて、録画済み番組の再生もブラウザやスマホのアプリから行います。早送り・早戻しができないなど、通常のレコーダーに比べると再生時の操作性はかなり限られます。

下の画像のうち後半2枚は320×180のワンセグの画像を1440×810に拡大したものです。細かいテロップが読み取れなかったり、引きの映像のときは画質的にやや厳しいものがあり、動きが激しいシーンではこれ以上に見にくい状態になりますが、シーンのおおよその内容を把握することはできるのではないかと思います(番組は3月14日深夜にカンテレで再放送されていた「めちゃイケ」、元の放送は2013年5月20日の記事)。

とりあえず、フルセグ全録機の保存期間以降に気づいたシーン情報を確認する一手段にでもなればと考えています。

ただ、今回録画用に接続したHDDは、長期間の連続使用を考慮した最近のNAS用の機種ではなく、たぶん5年以上前の古いHDDの流用ですので、連続使用でどこまで保つかわかりません。またこれまで、フルセグ全録機の保存期間が過ぎてから特にめぼしい情報に気づいたという事例もほとんどなかったような気がします。どこまでこのブログに役立つかはわかりません。

もしHDDの寿命が尽きた場合には、それまでの実績を見て、そのまま運用を休止するか、あるいは1~2TBのHDDと入れ替えるか、検討したいと思います。