NTV「AKB48 サヨナラ毛利さん」#13、2022年6月30日放送

日本テレビ6月30日放送「AKB48 サヨナラ毛利さん」#13にて、クリーム砲がありました。(関東の方から詳しい情報をいただきました。ありがとうございます!)

「賛成?反対?罰ゲームコンプラ審議委員会」と題した企画で、過去の「AKBINGO!」で行われてきた数々の定番罰ゲームに対して今後も存続させるかどうかをAKB48の現役主要メンバーが賛成派と反対派に別れて討論、それを受けて17期研究生11人が賛成・反対の札を上げて多数決でジャッジするというものです。

その最初に「クリーム砲」がテーマとして挙げられ、賛成派の柏木由紀がヒアルロン酸成分配合の「保湿クリーム砲」として継続させることを提案、実際にクリーム砲を受ける実演をしました。討論の結果、研究生の投票は賛成多数となり、前からクリーム砲を受けたいと思っていた橋本恵理子も実際にクリーム砲を受け、喜んでいました。

TVerで7月7日深夜まで見逃し配信、Huluで有料配信されています。
https://tver.jp/episodes/ep1f5r6f2b

以下、討論部分がちょっと面白かったので文字による書き起こしです。

粗品「こちらアイドル番組のド定番罰ゲーム、反対派、まずは意見ありますか?」

(反対派)武藤十夢「やっぱりね、若くて可愛い女の子の顔を汚して喜んでいる大人(番組スタッフ)が、もう、ほんとになんかちょっと変態性を感じて嫌だ!」
(否定する感じで手を振る賛成派の向井地美音と中西智代梨)

粗品「十夢も過去されたことがある」
(以下、発言と併行して過去の武藤十夢のクリーム砲VTRが画面に映る)

武藤「あります。怖くてビビってたら目を瞑るのを忘れちゃって、目の中にめちゃめちゃクリーム入っちゃって、しばらく真っ白で何も見えない。あとは、受けるじゃないですか、クリーム砲を、そうするとメイクもぐちゃぐちゃになるし、髪とかも全部やり直さなきゃいけない。ものによっては衣装だってちょっとダメになっちゃったりとかする可能性だってあるわけですよ」

粗品「これは反対派ですが、賛成派。はい、ゆきりん」
(柏木由紀を応援するポーズをする賛成派)
せいや「賛成派のバラエティ色えぐいな」

(賛成派)柏木由紀「やっぱクリーム砲っていうのは、AKBでも今まで伝統と言われるくらい、ほとんどやったよね。ほとんどのメンバーがやったわけですよ。これの何がいいかって、たとえば熱湯だと熱いとか、痛いとか、そういうのって嫌だし、(熱さ痛さの感じ方に)個人差もあるじゃないですか。クリーム砲って、勝手に飛んできて、勝手に面白くしてくれるんですよ。めちゃくちゃコスパがいいんですよ」

(反対派)岡部麟「ダメダメダメダメ。ゆきりんさんはここに長く居すぎて毛利さんに洗脳されちゃってるから」

柏木「17期とか、バラエティに慣れていないみんなが、上手くできるかなっていう心配がまったく要らないのがクリーム砲なんですよ。誰がやってもわーっと盛り上がる」

武藤「違う違う。よく考えて!あのね、だって、クリーム砲浴びるじゃん。メイクとか顔とかぐちゃぐちゃになっちゃうわけよ。そしたら、シャワー浴びてとかやんなきゃいけないから、次の企画に参加できなかったりとかするんですよ。もう出番がなくなっちゃう」

柏木「(挙手して)はいはいはいはい!」

せいや「白熱してんな」

柏木「30分の『サヨナラ毛利さん』の中で、そんな、1人で目立てるのなんてせいぜい2、3人なわけよ。テレビに映らないで終わる可能性よりも、クリーム砲を1回浴びて、大笑いってなって、そのあといなくたって、じゅうぶん(視聴者の印象に)残るから大丈夫」

(反対派)小栗有以「でもクリーム砲は失敗もあるんですよ。ズレもあるので。私はズレを経験したんですけど。私が真ん中にいて、みんな周りにいるんですけど、(真ん中の自分にクリームが的中せず)中途半端にぺぺぺっとかかって、すごい気まずい感じの…」

粗品「それは嫌ですね、失敗して」

小栗有以「そうなんです」

(賛成派)向井地美音「それは、嫌だなという気持ちが撃つ人に伝わっちゃって、意思疎通がちゃんとできてなかったんですよ。信頼関係で成り立ってるから」

粗品「ただまあ、審議にかかっている以上、このままの形では残せませんので。何やら改善案があるんですよね?」

柏木「令和に残すための改善策を持ってきました。それがこちらです。保湿クリーム砲」

武藤「違う違う違う!」

粗品「どういうこと。教えてください」

柏木「クリームでベタベタするとか、肌が荒れるとか、そういうのあるじゃないですか。今回、クリームの中に、保湿力を高めるヒアルロン酸を、この原液をたくさん入れるんです」

粗品「ほう。お肌にいい、と」

柏木「そうです。だから、浴びれば浴びるほど、綺麗になって、お肌がツルツルになる」

せいや「笑いも取れて、美容も取れる」

(反対派)本田仁美「(17期研究生たちを指しながら)ヒアルロン酸なんてこんな若い子たちにまだ必要ないです!」

柏木「早いときからやんないと」

粗品「さあ、それではですね、17期研究生の皆さんに最後のアピールをするための実演タイム。」

(柏木由紀がクリーム砲を受ける状態でスタンバイ)

柏木「みんなのお手本ということで。こうなって盛り上がるよっていうのが見せれたら。正直、罰ゲームじゃないのにやる意味はわからないんですけど」

小栗「撃つ人、なんか迷彩の帽子かぶってる」

粗品「いつもこの人なんでしょ?お兄さん、けっこう何発も撃たれてるんですか、バズーカ」

撃つ人「数えてないです」

粗品「さあ、それではいよいよ参ります。まあ、保湿ですから」

柏木「はい、いっぱい」

(クリーム砲発射)

せいや・粗品「つよ!えー!強い。あーいいですねえ。いやー、でもおもしろい。さあ、ゆきりんどうですか」

柏木「みんな、笑ったくない?笑っちゃうでしょ?」

せいや「笑った笑った。反対派のみんな笑ってたよ」
粗品「保湿はされてるんですか?」

柏木「なんか、肌の感じはいい感じ。やな感じはしない、マジで」

せいや「(背後の壁にクリームが飛び散った様子が)うしろ怖いて。殺戮現場」

粗品「さあそれでは、17期研究生のメンバーにジャッジしてもらいましょう。クリーム砲、賛成か、反対か。それでは札をお上げください」

(17期研究生11人が賛成・反対いずれかの札をいっせいに上げる。賛成8・反対3。)

粗品「ということで、賛成!賛成のほうが多いですね」
せいや「ゆきりんやったな。体張った甲斐あった。素晴らしい。(クリームがかかった顔に対して)どなたですか?すいませんが。くっきーさんがアンミカさんやるときの方ですよね」
粗品「白塗りの。」

(賛成の17期研究生)山﨑空「アイドルのバラエティといえばクリーム砲だと思っているので、是非やってみたいなと思いました」

(賛成の17期研究生)橋本恵理子「クリーム砲するのが人生でいちばんの夢で。今、柏木由紀さんのクリーム砲を見て、よりやってみたくなりました」

粗品「なんとですね、賛成になったということで、クリーム砲を、17期生の方、えりちゃんお願いします」
(橋本恵理子が喜ぶリアクション)
せいや「ちゃうちゃう、おかしい。いややー!でやってください」

(橋本恵理子がクリーム砲体験をスタンバイ)

粗品「さあ、えりちゃん、いかがですか」

橋本「めっちゃ楽しみです」

せいや「違う違う違う。やり方が違うんよ」

橋本「家族が喜びます」

せいや「なんか嬉しいね」

粗品「それでは参りましょう。お願いします」

(クリーム砲発射)

せいや「おお!つよ!」

粗品「髪の毛凄いな。さあ、えりちゃんどうですか」

橋本「めっちゃ甘いです」

せいや「嬉しそうやねー」

粗品「やれてよかった?」

橋本「はい、最高です」

書き起こしは以上です。本来の罰ゲームとしては武藤十夢のような捉え方のほうが真っ当である一方で、柏木由紀のように、罰ゲームの一種ではあるけれどもそこまで嫌ではないし、他の罰ゲームと比較すると方法として優れていてるという見方のメンバーもいて、さらには17期研究生の賛成派のように、過去の長い番組の歴史の中で定番化したクリーム砲を一種の通過儀礼や憧れのようなものと捉えてむしろ喜ぶメンバーまで出現しています。おそらくアイドル番組の罰ゲームのバランスとしては優れたものだったのでしょう。