Top > Videos > 撮影を委託してみる 第7回 粉編 (2015年6月21日掲載)
これまで被写体の方にメイク道具を預けて自撮りしてもらうという形式の委託撮影を何度かお願いしてきましたが、今回は、少し趣向を変えて、粉を使った飴食い撮影をお願いしてみました。
なお、このモデルさんへの短いインタビュー記事も同時掲載しています。飴食いへの言及もありますので、よろしければそちらもご参照ください。
モデルさんにテーマを説明して自分撮りしてもらう作品シリーズの、7回目です。6回目まではメイクをお願いしてきましたが、今回は小麦粉での飴食いをお願いしてみました。
最終的に顔全面が粉まみれになるように、という条件の他は、過程や模様も含めほぼ全部モデルさんの工夫にお任せしています。とは言え、模様を自由に選べるメイクほどには変化をつけにくいテーマかもしれません。粉の中に飴を入れて一人で飴食いするという、飴食い競争本来の趣旨からはかけ離れているものですが、素材の扱いやすさという点で試しました。
モデルさんによると、鼻の周りにしっかり粉をつけるのが大変で、顔を粉の上にごろごろさせながら付けたそうです。その状態で写真を撮るのもなかなか大変だった、とのことでした。また飴食い後は、パックをしたあとのように肌がツルツルになったそうです。完成後に送っていただいたご感想メールには、「てんぷらになった気分」、「てんぷらを揚げる時に思い出しそう」とも書いておられました。このモデルさんへの簡単なインタビュー記事も同時掲載しましたので、そちらもご参照ください。
今後も、(1)安価であること、(2)準備・片付け・取り扱いが容易であること(=養生が簡単で済むこと)、(3)しっかりした付着になることという条件を満たす素材があれば、委託形式の中で試してみたいと思います。
ただし、現状で委託形式になるのは、主にモデルさん側とこちらの都合が合わなくて双方まとまった時間を確保できない状況で、それでもこちらが敢えて何かご依頼してみたい、あるいはモデルさんが何かお仕事をやってみたいという場合に、やむをえず委託形式を採用するという経緯が多く、創意工夫にお任せするという部分だけの理由で積極的に委託形式を選んでいるわけではありません。そのため委託形式の作品の機会がどれくらいの頻度であるかは、読めないところがあります。