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新年と「泥んこ体験」10作目にあたって (2010年1月24日掲載)

2010年に入って、ホームページのほうをまだ更新していませんでした。 何かネタを…と探したところ、先月の掲載で泥んこ撮影が10作目になりましたので、この機に、これまでのお礼(と反省)を申し上げたいと思います。

まず初めに、私自身、このような内容の撮影をここまで続けて来られるとは、当初は思いもよりませんでした。 これまで作品をご覧いただいた方々や、撮影にご協力いただいた方々のおかげです。 改めて心よりお礼申し上げます。

最初に撮影したとき、3人の出演者さんが見つかりましたが、そんなのはたまたまで今回だけだろうと思っていました。 その後、それまでの作品のサンプルを見てこういうのであれば全然大丈夫という人が予想外に多くおられて、どの人もむしろ積極的に楽しんでくれたのが、いちばん意外で嬉しかったことでした。 中でも、「2007」のモデルさんの積極的なアクションと、それが従来より多くの反応をいただけたことは、それ以降の大きな参考になりました(もぐり系がお好きでない方にはすみません)。

ご覧の方からは、作品ごとにメール等でさまざまなメッセージやご意見を頂戴し、本当にありがとうございました。 それと同時に、振り返ってみると、実現できていないままのご要望が数多くあります。 今後の実現を期待して作品を購入された方もいらっしゃると思いますし、その点については申し訳なく感じています。

現状のいちばんのネックとして、個人が趣味の範囲で細々と行っているため、1回の撮影に費やせる予算がたいへん限られており、その点で全然大胆なことができません。 特にこの「泥んこ」については、交通費と謝礼がその大半を占め、それ以外(たとえば本格的な衣装や道具類)に費用を割り当てにくい状況が続いています。 そのため、予算と自分にできることの範囲内で、あまり無理が生じない形で企画し、特に凝った演出なしに軽装または水着で体験していただくというスタイルになっています。

そうした中で、反省点として、いったん一定パターンの作り方で販売も含め大きな難点が出ないこと(一定数の方に好んでいただき、最低限赤字が出ないこと)がわかると、次も大枠ではそれを踏まえたものになり、あまり変わり映えがしなくなるきらいがあると思います。 私自身は少しずつでも工夫をしているつもりではいますが、いろいろな制約から根本的に違ったやり方をするところまでは踏み出せないため、他の方の冷静な視点からすると、似たり寄ったりの大して変わっていないものに見える場合も多いと思います。

反省点としてそう思いながら、ちゃんとした改善策を挙げられないのがこれまた申し訳ないところですが、意識だけでもしておきたいと思いますし、また地味でも何か工夫を加えていきたいと思います。

当面、私のほうは新たな作品を作る機会があってもあまり目新しいことはできないかもしれませんが、もしそういった中でも興味を惹かれる画像や映像がありそうでしたら、ときどきホームページをご訪問いただけましたらさいわいです。

なお、もっと質の高い、インパクトのあることをやる上での理想は、1回の撮影にかける予算と時間を大幅に増やす(たとえば、1つの作品を作るために何日もかけて撮影を行う)ことだと思いますが、ここまで書いてきたように、私にはそれはできそうにありません。 そこで、もう一つの展望というか希望として、素材をとわず、欧米圏のように新しい撮り手の方がもっと増えて、選択肢の幅が広くなることも、このジャンルに興味のある多くの方々にとってメリットになるのではと、以前から漠然と考えています。

新鮮な思いつき、新鮮なモチベーションで作られた作品であれば、たとえこれまでの個人制作の作品と同じくらいの予算規模だったとしても、また全然違った面白さがあると思います。 もしかしたら、そのような中で、これまでにないタイプの作品が出てくるかもしれません。 特に、私自身がさほどその嗜好を持っていない要素については、その要素が本当に好きな方に期待したいと思います。

他力本願の展望になってしまいましたが、もし今後こういったジャンルの作品を撮ってみようと本気で検討される方がいらっしゃいましたら、何かお役に立つことがあるならご協力したいと考えています。 とは言え資金のご提供や出演者の紹介などまではできないと思いますし、では何ができるのかと聞かれるとすぐには答えは出てきませんが、状況に応じて、可能な形でお力になれればと思っています。 これについては、何か良いやり方はないか、今後考えてみたいと思います。

それでは、今年もよろしくお願いいたします。

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