Top > Specials > 「MESSY LIVE2」に参加しました (2012年7月15日掲載)

「MESSY LIVE2 in OSAKA」に参加しました

7月1日、スタジオあるく!さん主催のライブイベント「MESSY LIVE2 in OSAKA」(当サイトの告知ページ)に、開催スタッフの一員として参加させていただきました。 たいへん遅ればせながら、その参加報告を掲載します。

ライブ当日の細かな進行についてはスタジオあるく!さんのブログに詳しいリポートが掲載されていますし、私はステージを見られなかったり内容以外のことに気をかけていた時間帯が多く、各ステージについてあまり詳しいリポートを書けません。また、当日まで裏方としてどのようなことをしたのかという点も、どこまで書いていいのかわかりません。そこで、ここでは趣を変えて、スタジオあるく!さんのイベントに初めて参加してみて、ライブ全体から受けた印象について、私の視点からの感想を書いてみたいと思います。

もともと、私はこのようなMessyをテーマにしたライブ形式の催しには観客としても開催側としても参加したことがありません。4月初旬、大阪に来られた槙村瞭さんから飲み会にお誘いいただいた際、たまたま同席しておられたのがclubwam!のaiさんでした。その席でaiさんから「今度大阪でライブイベントをやりたいから協力してほしい」とのお話があり、なんとなく面白そうだからと思ってその場でお引き受けしたのが、参加のきっかけです。

ライブイベントというものに特にイメージを持っていなかったのですが、実際に開催までの過程と当日の様子を拝見して、スタジオあるく!さんのライブは、送り手がパフォーマンスを見せる・受け手がそれを見るというだけにとどまらない、独特の交流の場になっていると感じました。

ステージ1(公式リポート1)やステージ3(公式リポート3)が世界観を作り込んだ「作品」とすれば、ステージ4(公式リポート4)やステージ5(公式リポート5)はうまく会場の雰囲気やノリに任せながら参加者の方々との双方向的なやりとりを楽しむ「半・オフ会」といったような具合でしょうか。自分ではどういう位置づけが適当なのかわかりませんが、私はモデルのミホさん・あづささんとともにステージ2(公式リポート2)を担当させていただきました。全部のステージを並べてみると、いろんな意味での自由さというか、一言ではくくりきれないような振れ幅があったと思います。それはMessyというものが一言では説明しきれないのと同じような感じかもしれません。

そのようにいろいろな要素が入り組みながら進行していく中で、ステージ6(公式リポート6)のパイ投げパーティーの頃には会場の空気が混ざりあって、とても混沌とした状況になっていました。と言っても、何一つ、何かを強いられるということはなく、逃げたい人は逃げるし、投げたい人は投げるし、投げられたい人は投げられ、状況に身を任せたい人は任せて、みんな好きなように振る舞いながら、会場全体としてはすごく盛り上がっていたと思います。

概観すると、今回のライブは、MessyやMessy的な表現に興味のある方々が集まり、空間と時間を共有して、そのこと自体をそれぞれの人の感じ方で和やかに楽しむような、そんな雰囲気だったような印象を受けました。参加者の皆さんの色合いも様々で、実践メインの方もいましたし、ほぼ鑑賞ばかりという方もいました。男性も女性もいて、わりと年齢層も広かったと思います。Messy歴が長い人もいれば、最近になって他のジャンルからMessyのことを知ったという方もおられました。申し込み受付開始後すぐに申し込むくらいに熱心な常連の方もいれば、参加するかどうか迷いつつ思いきって来た初めての方もおられたようです。いろんなバックグラウンドの人がそれぞれに楽しめるような、良い意味でゆるい空間が出来上がっていたような気がしました。私自身、とても楽しかったです。

終了後も、足立さんが、各ステージの完成度だけでなく、その空間全体、イベント全体として参加者の方が楽しめるものになっていたかどうかという点を気にしておられたのが印象に残っています。そのような交流の場・つながりの場を作り出そうとする足立さんやaiさんの熱意(と、それを支えている肯定的な意味でのアバウトさ)は、こうしたイベントが初めての私にはとても新鮮に感じられました。

相互交流的な性格のあるイベントへの参加を検討する際に、自分の嗜好が他の人と合うかどうかは、気になるところだと思います。実際、この日会場におられた方々のご嗜好はかなり様々でした。そんな中で、皆さんの楽しみ方のスタンスを目の当たりにして、最初から多様性を前提に異文化コミュニケーションのつもりで来たら気が楽だし、それによって単純に嗜好が合う・合わないとは違った部分で何か相通じる要素やつながりが生じてくることもあるのかも…と思いました。

今回、参加したい気持ちもあったけどどこか心情的に躊躇するものがあって参加を見送ったという方がいらっしゃいましたら、もし次に同様の機会がありましたら、是非前向きにご検討いただければと思う次第です。

主にライブ全体の印象について書きましたので、抽象的な書き方になってしまって、伝わりにくいところがあったらすみません。上記はすべて、私というフィルタを通して見たライブ像に過ぎません。参加した方それぞれがまた違ったイメージをお持ちだと思います。参加してよかったと思える部分が少しでもありましたら、私としても嬉しいです。何か至らないところがありましたら、申し訳ございません。

私にとって、「MESSY LIVE2」への参加はとても貴重な経験になりました。個々のお名前を出すのは控えさせていただきますが、参加者の皆様、会場関係者の皆様、モデル・裏方・主催の皆様、その他お世話になったすべての方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。

最後に、今回モデルをしていただきフェチな撮影の経験も豊富なミホさんから打ち上げの席でお聞きしたお話を、引用させていただきます。ミホさんがお持ちになったライブ像は、こういう感じだったようです。

「自分はすごくマイノリティーと思っている人たちが、そうじゃなくて楽しもうよという解放の場で、(参加者の方々が)みんな感動と喜びでいっぱいなんですよ。(自分が)それに触れられていることが、こちらこそ本当にありがとうございますというか、勇気をもらうというか。(モデルをするのが)私でよかったんですか?という感じで、こちらこそ…(ありがとうございました)」

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